スキー板ができるまで。HEAD Kore Skis
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- 2018年8月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年8月1日
スポーツ用品で世界的に有名なブランド、HEADの動画。
3DCGとグラフィックの絶妙な組み合わせでスキー板の性能を紹介しています。
まずはHEADのロゴマークが現れるところからスタートします。

カメラが引き、緑色の物体が整列するカットへ。
周りをぼかすことで視線が誘導されていて、グラフィックも見やすくなっています。

レーザーで板がカットされ、スキー板の形が見えてきました。
レーザーが当てられた箇所の煙や、板が切り離される瞬間のパーティクルなど、細かなエフェクトが随所に散りばめられ、見ていて気持ちが良いです。

各要素が積み重なり、段々とスキー板が構成されてゆきます。
一瞬のカットですが、木の板の質感や微妙な凸凹まで、とても精密に再現されています。

続いて、これもスキー板の構成要素であるグラフェン(炭素原子が六角形の格子状に並んだシート状の物質)のカット。
奥からこちらへ向かってくるような、とても迫力のあるアニメーションで展開されています。

各要素が揃っていき、層になって、見慣れた形に近づいていきます。
完成形だけ見ると一枚の板のようですが、こうしてみると実に多くの要素が集まって出来ていることが分かります。

そのひとつひとつが組み合わさり、遂にスキー板が完成します。
カメラが引くスピードに合わせて全てのパーツが結合していきます。

遂にスキー板が完成しました。
軽やかなカメラアニメーションによって、製品の軽さが強調されています。

完成したスキー板が滑るカットへ。
緩急のあるアニメーションと細かなグラフィックで、製品の性能の高さがより分かりやすく表現されています。

素材は軽く頑丈なものが使われているので、着地時の衝撃を吸収し、コントロールも効きやすくなっています。

エフェクトや色合いなど、全体的にスタイリッシュでかっこいい世界観でありながら、簡略化されたイメージで製品の性能の高さも分かりやすい、非常に訴求力の高い作品でした。
デザインセンスやアニメーションのクオリティの高さももちろんですが、
商品の構造もしっかり理解しているからこそ出来る繊細な映像表現ではないでしょうか。
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