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建築と映像デザインの融合 shedkm Brand Film

イギリスにある“shedkm”という建築プロダクションのブランディング映像です。 平面的でありながら、空間を感じさせる演出が、建築の魅力を最大限に引出しています。 シンプルで抽象的な色使い・線対称の構図など、絵作りの面でも洗練された印象があります。




企業カラーである黄色をベースにしたロゴカット。 フラットなデザインです。

”人の思いを第一に空間を作りあげる” と言うナレーション。 人を中心に柱が立っていきます。






空間に建物が建っていく演出 。 平面的ながら立体感を感じるカメラワーク。 太陽の描写もおしゃれです。

中から外へ滑らかなカメラの動き。 格子の影の演出、青と黄色のコントラストがきれいです。

どのカットを取ってもムダがなく、まるで1枚の絵をみているようです。

白い丸が鉛筆に変形し、筆跡の中へ入り込んでいきます。

“伝統技術が、革新的な方法で住宅やオフィス建築に生かされている” というナレーションに合わせて 建物が回転し、様々なバリエーションを生み出します。

コンクリートらしき材質の物体がでてきます。 シンプルなバリエーションの表現。

コンクリートが地面からせり出し、真俯瞰にカメラが引いていきます。 無機質ながらも個性を感じる絵作りになってます


建造物と太陽。 線対称の構図がかっこいいです。

建築の美しさとカメラワークにも注目です。

ガラスの透過具合、影の色味、空の青色との対比がきれいな表現。

目を細めてみると写真のようにも見えます。

オフィスと人のカット “洗練された空間は、建築家と人がともに作りあげる”というナレーション。 もっとも伝えたいことではないでしょうか。

再び黄色ベースのロゴカット

1分強でまとめられた映像ですが、 せかせかとした印象は全くなく、詩のように短いナレーションとシンプルな構成から貫禄すら感じ取れる作風になっています。 映像を使ったブランディングの場合、全てを説明しようとせず、絵作りや動きで印象付けることで、余裕と安心感が生まれ、企業の信頼にもつながるのではないでしょうか。 海外のブランディング映像をご紹介しました。




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